「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」リーダーボード
2024年 ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ
期間:07/04〜07/07 場所:真駒内CC空沼C(北海道)
ラウンド数ではなく“曜日”を意識 好スタートに向けた河本結の戦略
◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 2日目(5日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6667yd(パー72)◇晴れ(観衆1633人)
シーズン最初のリランキング(成績に準じて出場優先順位を組み替える制度)を1位で通過して中盤戦の出場権を手にした河本結は、最初の18ホールを今週の課題としていた。
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6月に入り、10位で終えた「アース・モンダミンカップ」、6位につけた「サントリーレディス」ともに初日は予選カットライン圏外からの滑り出し。「80位、90位とかばっかり。“たられば”だけど、もうちょっといいスコアだったら(最終日は)もっと上位に、優勝争いにも絡めたかもしれない」と振り返る。
最低限クリアしたい予選通過を気にかけ「セーフティなゴルフをしちゃっていた」と反省する。これまでコースメモにラウンド数を意味する数字の「1」や「2」を書いてプレーを記録してきたが、今週は“初日”の意識を薄めるために「昨日だったら木曜日の“木”、今日は金曜日だから“金”」と曜日に変えた。プレーに集中できるように対策を練り、初日「69」にまとめて首位と4打差の15位で発進した。
この日も淡々としたプレーに徹する姿勢は変えず、前半インに4バーディを量産。出だし10番で5mのフックラインを読み切りバーディを先行した。後半は風が強まり、「チャンスが少なかった」と全ホールをパーで終了。「このコースは風が吹く中でも伸ばしていかないと上には行けない。勝ち切れないと思うのでそこは反省点」と、週末への課題とした。
最近は、2年連続女王の山下美夢有が記録した年間平均ストローク60台を目指しているという。この日4バーディ、ボギーなしの「68」で終え、連日の60台に満足げだ。「やっぱりそこが一番大事。そこを目指していれば自然と勝てるはず」とポイントを明確にした。
ちょっぴり悩ましいのは、今季の平均スタッツで第3ラウンドの平均ストロークが「69.6789」で全体1位であること。「え、明日はやっぱり“3日目”と思ったほうがいいのかな…」。今週決めた戦略通りに臨むのか、ムービングデーを意識して臨むのか。思いを巡らせた。(札幌市南区/石井操)