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いま“日本一ショットがうまい”女子プロ 鶴岡果恋が意識していること

◇国内女子◇ヨネックスレディス 2日目(1日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6339yd(パー72)◇晴れ(観衆3329人)

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が集計しているスタッツに、「ボールストライキング」という項目がある。これは、トータルドライビング(平均飛距離とフェアウェイキープ率の順位を合算した値)とパーオン率の順位を合算したもので、いわばドライバーからウェッジにおける“ショットのうまさ”の指標だ。

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5月26日付のボールストライキングを見てみると、2位の山下美夢有小祝さくらペ・ソンウ(韓国)を抑えてトップに立っているのが、鶴岡果恋。トータルドライビングで5位(合計50pt)、パーオン率では4位(72.5589%)。言ってしまえば、“いま日本で一番ショットがうまい女子プロ”だ。

鶴岡に話を聞くと、「ウッドはまだちょっと自信がないですけど、ティショットでフェアウェイに行ったら“勝ち”ですね。7番アイアンから下の番手だったら1ピン以内には寄るかな、って感じです」と胸を張る。

4月「パナソニックオープンレディース」からショットは好調をキープ。「自分なりの曲がらない打ち方をつかんだんですよ」。以前まではテークバックでクラブヘッドを上げる方向がバラバラになっていたのを、とにかく真っすぐ引くように意識したことだという。

「去年まではフォローを意識して練習していたんですけど、そこはクリア。フォローは(ボールを)打った後だし、スイングの全てを決めるのはテークバックだと思っています。自分の視野の中でヘッドを真っすぐ動かせれば、後は気持ちよく上げるだけ。トップの形も一切気にしないです」。高校生の時から重田栄作コーチと作り上げてきたスイングは、完成形に近づいている。

49位で“裏街道”から出たこの日は、10番で早速バーディを奪うと、12番からは怒とうの5連続。18番(パー5)も獲って前半を「29」で折り返すと、後半も3バーディを追加。大会コース記録とツアーベストを更新する「62」をたたき出してリーダーボードを駆け上がった。

「きょうはパターが入ってくれた。ショットとかみ合いましたね」。3試合連続で予選落ち中だったが、今週からパターのアドレスをクローズからスクエアに変えたことが奏功。日本一のショットに加えて、パッティングが入れば、まさに“鬼に金棒”だ。

首位の新垣比菜とは2打差の通算10アンダー。ツアー初優勝がかかる最終日は自身4度目の最終組で回る。「ガンガン攻めたい。普段は安全に攻めているけど、自信を持てるプレーができたら」と闘志を燃やした。(新潟県長岡市/内山孝志朗)

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