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4日間大会初Vの竹田麗央 次の目標は「メジャーの3年シード」

◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 最終日(19日)◇袖ヶ浦CC 袖ヶ浦コース(千葉)◇6731yd(パー72)◇曇り(観衆4408人)

今季6度目の最終日最終組は大ギャラリーに囲まれた。大会連覇のかかる山下美夢有、5年ぶりの復活Vを目指す河本結とのペアリングでスタートした竹田麗央は「追いかける立場の方がいいと思っていた。攻めることだけを考えていた」。そのアグレッシブな姿勢は、すぐにスコアに表れた。

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1番で10ydのアプローチを放り込んで、チップインバーディ発進。すぐに河本に追いつくと、続く2番(パー5)では170ydの2打目で7Iを振り抜いた。2オンは逃したが、3打目を1mに寄せてイージーバーディ。たった2ホールで単独首位の座を奪った。3番も125ydの2打目をPWで1.5mにつけて3連続とすると、5番(パー3)では10m、6番でも2mのバーディパットを流し込んだ。

出だし6ホールで5バーディのロケットスタート。「1番からラッキーがあったので、乗っていける感じはあった」と序盤で後続に4打差をつけた。後半は1バーディ、2ボギーと1つ落としたものの、最終18番(パー5)はきっちりパーで締めくくった。

河本、山下に2打差をつけての勝利は、自身初の4日間大会V。「初優勝してから自分のゴルフに自信が持てているので、それが大きい」とプレーを振り返る。「今週は3日目の内容(72)が良くなかったけど耐えられた。4日間の内で耐える日も1日くらいはあるかなと思っていたけど、その中で優勝できたのでうれしい」と喜びをかみ締めた。

今季12試合で3勝目。メルセデスランキングも岩井千怜を抜いて2週ぶりにトップに返り咲き、1994年に叔母・平瀬真由美が挙げた年間4勝も視野に入ってきた。以前から米ツアーで戦いたい思いを口にしていた竹田は「(国内)メジャー(優勝)の3年シードを獲れたら行きたい」と次の目標を掲げる。

「元々休むつもりはなかったし、出ても大丈夫なスケジュールだったので」と、次週「リゾートトラストレディス」も出場を予定。その翌週には、出場権獲得がほぼ確実(27日付の世界ランキングで75位以内)の「全米女子オープン」(5月30日~/ペンシルベニア州・ランカスターCC)も控える。「すごく楽しみ。自分の力を発揮したい」と初の海外メジャーに視線を向けた。

大会を主催するブリヂストンと契約を結ぶ宮里藍さんは「最後の18番でも2オンを狙う攻めの姿勢や、3打目のバンカーショットといった小技の感覚、パッティングといったトータルバランスがすごく良い」と竹田を評価する。「いい流れで『全米女子オープン』に行けるんじゃないですか。優勝から間が短い方が調子をキープできるでしょうし、持ち前の飛距離を生かして頑張ってほしい」とエールを送った。(千葉市緑区/内山孝志朗)

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