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悪天候予報も… 山下美夢有は1年前の雪辱なるか

◇国内女子◇RKB×三井松島レディス 2日目(11日)◇福岡CC 和白コース(福岡)◇6305yd(パー72)◇晴れ(観衆5581人)

悔し涙を流した雪辱を果たす機会が、早くも巡ってきた。山下美夢有が前年大会のプレーオフで敗れた岩井千怜と同じ通算7アンダーで2日目を終え、佐久間朱莉を加えた3人が首位に並んで最終日に入る。

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舞うような強風に「途中で(風向きが)どっち? という分かりにくい部分もあった」と惑わされながらも、3バーディ、ノーボギーと無傷で18ホールを完走した。「昨日よりもショットが悪かった」とショットの縦距離に苦しんだが、好調なパットがチャンスを生かし、ピンチを救った。

前半5番ではピン手前5mを決めて2つ目のバーディ。後半13番は125ydからPWでピン手前8mと長いバーディパットを残したが、これを沈めて一時は単独首位に立つ7アンダーに伸ばした。

最大のピンチは前半9番。グリーン右手前ガードバンカーからの3打目はピンを6mオーバーしたが、下りのラインを真ん中から入れてボギーを回避。ボールが沈む前からカップインを確信して足を踏み出す、イメージ通りの一打だった。

最終日は一日を通して強い雨の予報が出ており、競技短縮を覚悟する選手も少なくなかった。山下には、3月の「アクサレディス」が頭に浮かんだかもしれない。首位に1打差の2位で2日目を終えながら、最終日は降雨によるコースコンディション不良のためラウンド中止に。プレーすることなく、臼井麗香の初優勝が決まった。

「そうですね。(単独首位まで)伸ばせるなら…とは思っていました」と明かしたが、ラウンド中止によりプレーオフを行うにしろ、54ホールを完遂するにしろ、今度はプレーで決着をつけられる。「やっぱりパッティングが大事になる。一打一打、集中して頑張りたい」。どんな状況になろうと、リベンジの機会は逃さない。(福岡市東区/塚田達也)

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