雰囲気がウサギっぽい？

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 2日目（3日）◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース◇6665yd(パー72)◇晴れ（観衆1万1721人）

予選ラウンドを同組で回った西村優菜も、日本ツアー初参戦となるイ・イェウォン（韓国）のプレーを称賛していた。「韓国のプレーヤーらしい、すごくステディなゴルフをする。高い球が打てるし、グリーン周りもすごく上手。若さを感じさせない落ち着きもある、素晴らしい選手だと思いました」

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4バーディ、2ボギーの「70」にまとめたプレーは、まさにクレバーだった。昨季韓国ツアーのメジャータイトルも獲って賞金ランキング1位になった21歳は、「メジャーはコースセッティングが難しいのが当たり前。守りに徹することが基本だと思っています」。硬いグリーンに対し、高弾道のアイアンショットを的確にピンの手前にキャリーさせる。8番からの3連続バーディもあくまでプランを遂行した結果だ。

手堅いプレーで1打差2位ターン

「いま優勝を考えるタイミングではないと思う。毎日が初日だと思って、ひとつずつプレーしていけたら」と冷静に話すが、優勝したあかつきには日本ツアーに本格チャレンジする可能性に含みを持たせた。

「両親やコーチともしっかり相談しないといけない」と強調した上で「もし優勝できれば、素晴らしい機会なのでぜひ参戦したいというのが個人的な意見」。特に今週のセッティングは自らのプレースタイルに合致しているとも感じている。

ちなみに母国・韓国でのニックネームは、まだ“公式”なものは定着していないそう。「でも、ファンの方には『Perfect Bunny（パーフェクト・バニー）』って呼ばれています。私の顔、雰囲気がウサギに似ていると思ったんじゃないでしょうか」と照れくさそうに言った。いきなり優勝となれば、日本でも広まっていくかもしれない。（茨城県つくばみらい市／亀山泰宏）