「KKT杯バンテリンレディス」2日目成績
2024年 KKT杯バンテリンレディスオープン
期間:04/12〜04/14 場所:熊本空港CC(熊本)
地元で初Vへ“裏街道”から急浮上 竹田麗央が「66」
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 2日目(13日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6518yd(パー72)
インスタートの“裏街道”からリーダーボードを駆け上がった。41位から出た竹田麗央が自身がアマチュア時代(2021年)に記録したコースレコードにあと1打に迫る「66」で回り、通算5アンダー。スタート前の首位との差を6打から3打に詰め、逆転圏内に浮上した。
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初日「73」からきっちりと修正した。「きのうはセカンドの距離感があってなくて、チャンスにつかなかった。距離が出てオーバー気味だった。きょうは抑え気味に打ちました。きのうはデッドに狙い過ぎていました」
前半で3つ伸ばしてハーフターンし、1番は80ydから58度で5m、2番は90ydから54度で2mにつけて連続バーディ。地元・熊本出身で小学1年から数え切れないほどプレーし続けてきたコースで、8バーディ、2ボギー。乾燥し、硬くなったグリーン、フェアウェイを攻略した。
ホールアウト後は小学2年から高校2年までが参加するジュニアレッスン会に参加した。「自分がその頃よりも上手な子がたくさんいたので『上手だね』と声をかけました」。一生懸命なジュニアを見てフレッシュな気持ちを思い出した。自分も小学1年の頃に熊本の先輩、元賞金女王の古閑美保にレッスンを受けた。
「『いつも見ている』と子どもたちに言われましたし、その子たちにいいプレーが届けられるようにしたい」
今季6試合でトップ10が4回。「Vポイント×ENEOS」と「ヤマハレディース」は最終ラウンドを首位で迎え、勝てなかった。ツアー初優勝へ、経験はもう十分積んだ。最終日もテレビ解説は賞金女王(1993、94年)に輝いたおばの平瀬真由美が務める。「気にせずやりたいです。攻めのプレーができれば」。3打差逆転に向けて練習場に向かった。(熊本県菊陽町/玉木充)