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3週ぶり3戦目の森田理香子 「みんな温かい」と復帰の反響を実感

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 事前(27日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡)◇6564yd(パー72)

6年ぶりにツアー復帰した元賞金女王の森田理香子が3試合目に臨む。開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(36位)、第2戦「明治安田レディス」(予選落ち)と連戦後、2週間空いた。「仕事も入っていたのでもう普通に仕事して自分の練習もして。変わらず生きていました」と特に生活パターンは変えなかった。

今週は現地入りした火曜日に、雨の中で18ホールを歩いてチェックしたが「昔のイメージ」が、コース攻略の考え方を大きく邪魔するという。

今大会出場は9度目で、予選落ちは2回、13年大会で6位、14年大会で8位と好成績を残している。「色んな人から『昔とグリーンが違う、重くなった』とか聞いていたけど、自分の中でも『もうちょっと早い』というイメージもすごく残っていて。下りのラインに行っちゃたら昔のイメージが出ないようにしないと。打たないと届かないし、入らない」と警戒した。

プロで試合に出るからには、やはり予選カットラインは目に入る。2戦目は最下位で予選落ちした。「“べべ”(関西弁のビリ)にならないように…というのは冗談だけど、頑張って4日間プレーしたい」とまずは予選通過に意欲を見せる。

試合がなかった2週間で、周囲の優しさが身にしみた。QT(予選会)に出ていないため、試合に出るには貴重な推薦枠を貰うしかなく、申し訳無さも感じている。それなのに、開幕戦後はInstagramのフォロワーが増えた。「やっぱり試合に出るってすごく影響力があるんだ」と実感した。

「みんな温かいです。アンチがいないというか、私なんかもっとすごい批判されたりするかなと思ったけど全然ない」。SNSは便利な発信ツールだが、ともすれば批判も殺到する。「それで苦しんでいる人もいるだろうし、自分も昔は悪いこと書かれたりしたら結構(気持ちが)落ちていた時もあるけど、いまは『こういうところでしか言えないのかな』とかいう風に捉えるようにしている。時代の流れに乗って行かないと駄目だなと思うけど、考え(すぎ)てしまう人は難しいですよね」

背中を押してくれる人たちの期待に応えるためにも、全力でコースに挑戦するだけだ。(静岡県袋井市/石井操)

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2024年 ヤマハレディースオープン葛城



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