原英莉花が弟と初タッグ 祖母の命日に優勝へ「いいとこ見せなきゃ」
2024年 アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI
期間:03/22〜03/24 場所:UMKCC(宮崎)
鈴木愛「今の方が自信持っていける」 史上初2度目の3週連続優勝へ
◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 事前(21日)◇UMKCC(宮崎)◇6545yd(パー72)
鈴木愛はご機嫌だった。「ショット、パットとも幸い調子は悪くないです。パーオンして、バーディパットを打ち続ければ、スコアは伸びていくと思います」。2週連続優勝の翌週だから当たり前だが、それだけではない。
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前回の3週連続優勝は2019年11月だった。「あの時は故障明けで、1勝目が復帰して2試合目だったと思う。気持ちも病んでいたし…」。9位に終わった9月下旬「デサントレディース東海クラシック」を最後にツアー離脱し、5戦後の復帰戦「マスターズGCレディス」では予選落ち。賞金ランキンク4位から快進撃が始まり「三菱電機レディス」「TOTOジャパンクラシック」「伊藤園レディス」で3連勝。ランク1位に浮上し、そのまま2度目の賞金女王の座を手にした。
今は違う。オフから取り組むトレーニングで充実した体力と、軸がブレない安定したスイング。前週「Vポイント×ENEOS ゴルフ」時に知り合いの男子プロ、薗田峻輔にショットの悩みを打ち明けると、最終日翌日の18日に都内のトレーニング施設でワンポイントアドバイスを受けた。「本当にワンポイントなんです。“そこ見てるんだ”ってとこで」。アドレスの問題点を指摘してもらい、ショットのフィーリングが良くなった好材料もある。
コースは正直、得意ではない。UMKCC開催の本大会は過去6回出場し、トップ10に入ったのは22年(3位)のみで、昨年は予選落ちした。「風が結構回るホールが多くて。アウトなら2、3、4番と6、7番。インは12から15番とか」
しかし、それをものともしない流れと手応え。ツアー史上初、2度目の3週連続Vへ。「フフフ…。みなさん(その話題が)好きでしょうし、狙っていきたい。私しか狙えないものだし、予選通過を狙ってもつまんないですし」。意欲満々の笑みを浮かべた。(宮崎市/加藤裕一)