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小祝さくらは3連続ボギーで失速 鈴木愛に「追いつける気がしなかった」

◇国内女子◇明治安田レディス ヨコハマタイヤ 最終日(10日)◇土佐CC(高知)◇6273yd(パー72)

首位の鈴木愛に4打差で最終日を出た小祝さくらは、3打差に詰めてハーフターン。10番(パー5)のバーディで一時は2打差まで迫ったが、後半の失速が響いて再び鈴木の背中が遠ざかった。4バーディ、4ボギーの「72」にとどまり、終わってみれば6打差に離される通算10アンダー2位。ツアー10勝目とはならず、悔しさをにじませた。

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前半は3番(パー5)でバーディを先行し、逆転優勝へ勢いに乗ったかに見えた。しかし、実際は「今日は最初からショットがダメで。左に行ったり、安定性がないなかで踏ん張っていた」という。最終日のフェアウェイキープ率は64.2%(9/14)。8番ではフェアウェイからの2打目をショートサイドのグリーン左ラフに外し、アプローチで寄せられずボギーを喫した。

勝敗を大きく左右したのは、10番からの2連続バーディで鈴木にプレッシャーをかけた直後だった。12番で残した15mのバーディパットは「上って、下ってのライン」。一週間を通してパットの距離感を合わせられず、嫌なイメージがあったこともマイナスに働き3パットボギー。続く13番を3オン2パットのボギーにすると、14番も上って下るラインから再び3パットボギーを喫した。

「途中からショット以外でも噛み合わなくなって流れが悪くなった。3連続ボギーの時はショックだったけど、そこから切り替えて17番(パー3)でバーディを獲れた。次に向けての課題として練習をしていきたい」と、ラウンド後は気持ちの切り替えに努めた。最終組で回った鈴木のプレーには「最後もバーディで締められて、安定感があって崩す要素もなかった。追い付く気があまりしなかった」と述べ、独走を許した勝者を称えた。(高知県香南市/石井操)

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