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「ホッとしています」小倉彩愛がツアー28試合ぶりの“完走”へ

◇国内女子◇明治安田レディス ヨコハマタイヤ 2日目(8日)◇土佐CC(高知)◇6273yd(パー72)◇晴れ(観衆1517人)

明治安田所属の小倉彩愛(おぐら・さえ)がホステス大会で予選を通過した。50位タイまでのカットラインを意識する45位からスタートし、2バーディ、2ボギーのパープレー「72」にまとめ、通算イーブンパー28位で週末へ。残り2日、大会を“完走”すれば、ツアー28試合ぶりになる。

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小倉は「ちょっとホッとしています」と素直に心境を打ち明けた。初シードで迎えた昨季、トーナメントを全うできたのは、11位で終えた4月「富士フイルム・スタジオアリス」が最後だった。翌週の「KKT杯バンテリンレディス」に棄権をすると、6試合連続予選落ちし、6月「サントリーレディス」でまた棄権…。メルセデスランキング102位でシードを落とした。

「前半戦に首を痛めて。それが良くなったあたりに左足を痛めて」。シードを手に初優勝へ集中できる環境を作ったのに「やることが全部うまくいかないくてどんどん、どんどんネガティブになった。ゴルフが全然おもしろくなくて。不安を取り除きたくて練習もするけど、手ごたえがなくて」と振り返る。

7月「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」は予選通過したものの、4日間大会の3日目に4位タイとしながら、最終日に2ホールプレーして棄権した。「体調が良くなくて、点滴とかを打ちながらやっていたけど限界でした」という。

トンネルを抜け出すきっかけは、シーズン終了後の最終予選会(QT)。「けがが多くてなかなか自分の思うようなスイングができなかったけど、(QTに向けて)練習量をちょっと落として休んだら体の状態も良くなった」。戦略だけに集中できるようになり、2位通過して今季ツアー前半戦の出場権を手にした。

年が変わって、気持ちも変えた。「去年のことはリセットすると決めた」という。前週の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で予選落ちに終わっても、オーバーパーを打つ原因をコーチと冷静に分析できた。「それも今週につながっていると思う」と表情が明るい。

今大会の開幕前、明治安田の会長に「日曜日に会おう」と言われた。約束が守れそうだ。「あと2日はもっと伸び伸びプレーできる。きょうはショットのフィーリングが初日より良くなかったけどパープレー。あと2日間でもっと調子を上げていけたら」と上を向いた。(高知県香南市/石井操)

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2024年 明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント



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