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「耐えどきですね」岩井明愛はパットで苦闘中

◇国内女子◇明治安田レディス ヨコハマタイヤ 2日目(8日)◇土佐CC(高知)◇6273yd(パー72)◇晴れ(観衆1517人)

昨季最終戦まで年間女王争いを演じてポイントランク3位で終えた岩井明愛が、開幕2戦目で予選落ちを喫した。初日はプロ転向後ワーストスコアの「80」。巻き返しを狙ったこの日は2バーディ、1ボギーの「71」にとどまり、通算7オーバー92位で大会を終えた。

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プロ転向前の21年大会で「81」をたたいたコースで、そもそも「あまり良い印象がない」。昨年大会は10位だったが「グリーンが軟らかくてボールが止まってくれた」。今年は「パッティングでタッチが合わなかった」という。

屈辱的だった初日は前半インの15番から4ホールで3ボギー、ダブルボギーと大失速したが、問題はそれ以前にあったのかもしれない。出だし10番で1mのチャンスからまさかの3パット。14番は2mのチャンスをカップに蹴られていた。

グリーン上で苦しんでいる。19位だった前週「ダイキンオーキッドレディス」から、ラインが「読めていない」と言い「それ以上にタッチが合わない」とこぼす。「グリーンに近くなるにつれて自分がこう…ちっちゃくなる。自信を持ってやりたい」とネガティブだ。

初日ホールアウト後はパッティンググリーンで居残り練習に没頭した。はじめは黙々と一人で距離と場所を一打ずつ変えて打ち、双子妹の岩井千怜が合流すると、帯同する父親と会話しながら糸ひもを使って“課題”と向き合った。その甲斐あってか2日目は「ちょっとずつ最初に読んだラインと、立った時に見えるラインが一致してきた。今日が一番良かったかもしれない」。パット数は「33」でも、初日の「39」に比べるとやや改善した。

まだ必死にもがいている。「耐えどきですね。いい時が来るまで頑張ります」。そう話すと、パッティング練習場に向かった。(高知県香南市/石井操)

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