【スイング動画】平均飛距離5位のパワーヒッター 岩井明愛のドライバーショット
岩井3きょうだいが描く夢「3人で海外ツアーに行けたらカッコいい」
2023年シーズン、岩井明愛と妹千怜のツインズは、そろって日本女子ゴルフ界の主役に上り詰めた。
昨季2勝を挙げた妹に続き、姉が4月「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝。国内ツアー史上初の双子Vは快進撃の序章でしかなかった。5月「RKB×三井松島レディス」では山下美夢有を加えた3人によるプレーオフを千怜が制し、6月「ニチレイレディス」は最終日最終組で競演。「全米女子オープン」、「AIG女子オープン(全英女子)」と海外メジャー同時出場も果たした。
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年間ポイントレースのメルセデスランキングは明愛3位、千怜6位でフィニッシュ。「来年はそういう(姉妹での優勝争いの)光景をもっと多くみられるように」とうなずき合う2人は、オフも一緒に忙しい。テレビ東京系列の全国ネットで25日(月)の午後0時から放送される「みんなでGOLF」の収録に参加。弟でアマチュアの光太(日大)と3人でのラウンドを目いっぱい楽しんだ。
そろってゴルフをするのは、2月にタイで回って以来。ことし6月には「関東アマ」優勝を飾っている弟をトッププロの姉2人はどう見ているのか。明愛は「やっぱり飛距離が出ますね。どんどん伸びている感じがします」とうれしそうに成長ぶりを語り、千怜は人間性にも触れる。「いつも思うのが、人との接し方。周りの人に対する気配りだったり、すごく礼儀正しい。どこに出しても恥ずかしくない(笑)」
幼い頃から切磋琢磨してきた3きょうだい。お互いに負けないと思う部分を聞いてみた。「ピンまでガツガツ行く、攻めのゴルフ。それをこれからもっと強くしていきたい」という明愛に対し、千怜は「パターは自信があるというか、好きですし、自分で言っちゃうのもアレなんですけど、うまいと思います」とニヤリ。続いて光太が「優勝争いをして最終日に行った時、崩さないことが多い。勝負強さはある方じゃないかなと思います」と控えめに胸を張ると、姉から「いいねえ!」。仲の良さをうかがわせた。
日本ツアーはもちろん、海外メジャーでさらなる活躍を誓う姉妹の背中を、弟も必死に追いかける。アマでのツアー優勝→プロ転向という最短ルートは11月「ダンロップフェニックス」で日大の先輩・杉浦悠太が成し遂げたばかり。その前段階として「来年の目標は、個人と団体で日本一になること。(アマの)海外の試合でも結果を残せたら」と意気込む。
そろってプロとなったあかつきには、きょうだいで描く夢もある。「3人で海外に行けたら、カッコいいよね」。明愛の言葉に、千怜も光太も力強くうなずいた。