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吉田優利は強行日程も覚悟「1年間頑張ってきた証拠」

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 事前(21日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6497yd(パー72)

吉田優利は今大会を終えたら来季の米女子ツアーの来季出場権を争う最終予選会「Qシリーズ」(11月30日開幕、アラバマ州マグノリアグローブGC)に向けて渡米する。

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来年の主戦場を決める予選会は6日連続でのラウンドと厳しい戦いとなる。前週「大王製紙エリエールレディス」に続いて今週も休む選択肢はあった。

「やっぱり宮崎も好きだし、コースが好きというのもある。あとは、やっぱりこの試合に出られるということは1年間頑張ってきた証拠でもある。なかなか高麗芝やティフトン芝でできることも少ないのでそういうところも含めて宮崎に行きたいと思った」と説明する。強行日程は覚悟の上だ。

今季は5月の国内メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で優勝を飾り、トップ10に入った回数は全体8位の11回。それでも「自分的には去年より中途半端な形になってしまったかな」と顔を曇らせる。

「長い一年を戦う上で調子を持ってこられてないときもあると思うけど、そのブレがない方がやっぱりいい。スランプに落ちてしまわないように、自分はそのブレが起きたときにすぐに修正をかけたい」と成績だけではなく、精度の向上にも力を注いできた。

ただ、評価をされるのも、やはり成績。今季の勝利が1試合にとどまったのも、成績が落ち込んだ期間があったのも「しょうがないけど、心残り」と話す。

日本にいるあいだは「日本に合わせたゴルフをしたい」と予選会を見据えてのプレーではなく、最終戦に集中したプレーをする。

「ティショットもだけど、アイアンの精度とか距離感はしっかり確認したい。あとはゲーム性というのもちょっと気にしてゴルフしたい」。新たな挑戦へ、弾みをつけて海の向こうを目指す。(宮崎市/石井操)

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