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「イヤなイメージばっかり」 稲見萌寧はシビアで心強い助っ人に苦笑い

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 事前(26日)◇芦原GC海C(福井)◇6528yd(パー72)

1番(パー5)のセカンドからグリーンに向かって約20mの打ち上げになる。「グリーンに上がれる気がしなかった」。アップダウンが激しいコースはただでさえ体がしんどいのに、稲見萌寧の“助っ人”は横から追い打ちをかけて来た。

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「“左のラフは避けて、でもこっちに行ってもダメだから両方難しいよ”とか…イヤなイメージばかり入れられました」と苦笑い。今週は黒宮幹仁コーチがキャディを務める。6月「リシャール・ミル ヨネックスレディス」以来、今季2度目のタッグになる。

黒宮コーチにとって、芦原GCは福井工大付属高時代からの馴染みのコース。そこで当地開催が決まってすぐキャディをお願いした。打ち上げでブラインドホールも多く、いつも以上にパワーと技術の両方が試される。「私はパワーがないので、頑張って技術を上げないと」と警戒。コーチに吹き込まれる“悪いイメージ”も、コースを熟知しているからこそのアドバイスだと受け止めている。

心強い助っ人とともに、目指すは2021年「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」以来の国内メジャー2勝目。それは日本タイトル2冠でもある。「オープンはアマチュアもプロも全員含めた1位なので、また違う。人生のなかで一度は勝ちたい試合」と意気込んだ。

ひとまずの目標は、毎日アンダーパーで回ること。「4日間でアンダーが出せていれば、トップ10に行けると言う感覚」と話した。横から苦言を呈するコーチに「ちょっと、イメージを悪くしないでもらっていい?」とチャチャを入れつつ、上位争いへのイメージは描けている。(福井県あわら市/谷口愛純)

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