「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」テレビ放送予定
2023年 ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ
期間:07/06〜07/09 場所:真駒内CC空沼コース(北海道)
宮澤美咲が大健闘 菊地、小祝と“道産子トリオ”で3日連続同組となる最終組へ
◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 2日目(7日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6611yd(パー72)◇曇り(観衆1314人)
開幕前、プロ2年目の宮澤美咲は予選ラウンドのペアリングを見てビックリした。最注目の組で菊地絵理香、小祝さくらがいた。ともに同じ北海道生まれの大先輩。「絵理香さんも、さくらさんも試合でラウンドしたことはあったけど…メインの組だなんて」。昨季、下部ステップアップツアーで1勝し、今季はレギュラーツアーと段階を踏んできたが、まさかまさかの抜擢だった。
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予選2日間を終えて思うのは「すごいな」の一言。「自分もパーオンはさせていたけど、おふたりはピンのある方向に飛んで行く。『自分のショットが悪いのかな?』って錯覚しました」。ツアー5勝の菊地と8勝の小祝のプレーぶりに目を輝かせる。
しかし、この日は宮澤が輝いた。6位スタートから5バーディを重ね、最難関ホールの最終18番では4mのしびれるパーパットを沈めて、ノーボギーの「67」。「69」の菊地、「68」の小祝よりスコアを伸ばし、通算7アンダーで2位に浮上した。明日3日目も2人と同組、しかも最終組でのプレーを掴み取った。
「予選通過がすごくうれしいです」。北海道開催のツアーに初出場した昨年8月「ニトリレディス」は予選2日でバーディ1個だけの95位で予選落ちした。今週は予選2日でバーディ8個。堂々と優勝戦線で予選を通過した。「前よりは成長しているなって」という言葉に実感がこもる。開催コースの真駒内CCではジュニア時代に2勝した“実績”がある。「昨日よりタッチが合ってきた」とかみ合い始めたパッティングが好スコアの要因だ。
先輩2人と同じように、多くのギャラリーが声援を送ってくれる。「“ナイスバーディ”の声がいつも以上にうれしいです」。プロ2年目の20歳が決勝ラウンドでも全力プレーを見せつける。 (札幌市南区/石井操)