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雨ニモマケズ、風ニモマケズ“68” 首位浮上の永井花奈「自分に期待しない」

◇国内女子◇資生堂 レディスオープン 2日目(30日)◇戸塚CC西コース(神奈川)◇6605yd(パー72)◇曇り(観衆4386人)

「なんで良かったのかよく分からない」―。5位から出た永井花奈は、「68」で回り単独首位に浮上した2日目をそう振り返った。

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午前11時45分スタートの午後組だった。風が強まり、横浜市の最大瞬間風速は15.6m/s(午後2時54分)を記録した。雨も降った。悪天候の中、出だしの10番、13番(パー5)で2ボギーが先行。「ショットの感覚もよくないし、パターも思ったところに出なかった。予選(通過)の方が危ないかなという感じで回っていた」

積極的にバーディを獲りに行くマネジメントに切り替えたことでリズムをつかんだ。「いつの間にか良くなってきた。パターも芯に当たるようになってきた。きのうよりちょっとずつ成長できているかな」。14番(パー3)のバーディでバウンスバックすると、16番(パー5)、18番でもスコアを伸ばした。

後半も3バーディを奪って、タフな一日を6バーディ、2ボギーでまとめた。「上出来だと思う。ここ何年かは全体的な調子が良い割にはスコアにならなかったけど、きょうに限ってはまとめられた。全部が良かったわけではないけど、マネジメントだったりでスコアをまとめられるゴルフができた」と笑って話した。

今季は16試合に出場してトップ10に2回入りつつも、予選落ちは6回も喫している。「もしかしたらスイングの形を気にしすぎているのかもしれない。スイングは今の方が良くなっていると思う。前は調子がいまいちの時や手応えがなくても(スコアが)出ていたけど、最近はそれがない。回り方がヘタで、調子ですべてが決まる感じだった。そこにキーポイントがあるのかな」と自己分析する。

若手台頭が止まらない女子ツアー。プロ8年目の26歳は「押し出される部類になっていくと思うので、そういううまさがないと残っていけない。いまも第一線でやっている人はスイングがすごいキレイというよりはゴルフがうまい。しっかりスコアをまとめたり、自分が持っているもので組み立てるのがうまいので、そういう選手になりたい」と第一線をキープする先輩プロたちを目標に掲げた。

後続に1打差をつけ、首位で迎える週末。「自分に期待したくないし嫌だなと思うけど、今週は期待しないのが良かったのでそこは変えずに行きたい。期待しても良いことはないので、自分を保てるように頑張ります」。地に足をつけて、17年「樋口久子 三菱電機レディス」以来となるツアー2勝目を目指す。(横浜市旭区/内山孝志朗)

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