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「攻める派」岩井明愛 人生ベスト「62」で2位に急浮上

◇国内女子◇ニチレイレディス 2日目(17日)◇袖ヶ浦CC新袖コース(千葉)◇6621yd(パー72)◇晴れ(観衆5737人)

58位から出た岩井明愛がノーボギーの10バーディで大会コース記録を1打更新する「62」をたたき出し、通算10アンダー2位にジャンプアップした。

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「きょうはすごいパットが入ってくれた。先週は何をやっても入らなくて…」。普段から指導を受ける男子プロ・牧野裕からの助言もあり、今週から3mのパッティング練習を重点的に始めたという。「きのうは入らなかったけど、やっとかみ合ってきたかな」と早速効果が表れた。

“裏街道”の10番(パー5)からスタートしたこの日。出だしでいきなり3mのバーディパットを沈めると、12番では4m、15番でも3mと“事前準備”通りの距離を決めきって成果を発揮した。後半4番(パー3)からは5m、5m、3mをねじ込んで3連続バーディを奪取。この日のパット数は23で全体2位だった。「きのうから少しずつラインも見えるようになってきて、きょううまくハマってくれた」とうなずいた。

これまでのツアーベスト「64」(パー71)はもちろん、プライベートを含めた生涯ベスト「63」を1打更新した。「うれしい。『やってやるぞ』みたいな気持ちで回った。バーディをいくつ獲ったか分からないくらい集中していた」と充実の一日を振り返った。

今季の1ラウンド当たりの平均バーディ数は3.8901で全体4位。自身のプレースタイルを「攻めたいところはやっぱり行っちゃう。攻める派です」と表現する。信条の攻めのスタイルを貫いてビッグスコアをたたき出した。

最終日は妹・千怜と初めて最終日最終組で回る。千怜の「パッティングの距離感」を羨ましがる一方で、妹よりも勝っているところは「勢い」だと笑って話す。

首位・山下美夢有との4打差を追う最終日。今季2勝目をかけて「あしたも自分らしいプレーで、周りを気にせず自分に集中して楽しんでいきたい」。攻め倒して逆転を狙う。(千葉市若葉区/内山孝志朗)

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