「リゾートトラスト レディス」最終スコア
2023年 リゾートトラスト レディス
期間:05/25〜05/28 場所:グランディ浜名湖GC(静岡)
スタンス変更で復調 佐藤心結が今季ベストの2位
◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 最終日(28日)◇グランディ浜名湖GC(静岡)◇6500yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆5104人)
予選落ちした3週前の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ」の期間中、佐藤心結は帯同キャディからの指摘を受けて、アドレスで肩と足の向きがバラバラになっていることに気づいたという。
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「自分が打ちたい球筋を打てるようになっていなくて、逆球を打つんじゃないか、というアドレスになっていた。フェードもドローも出て、どこに飛んでいくか分からない状態だった」。無意識の内に左足が前に出るクローズドスタンスになっていたのを、左足を引いたオープンスタンスに修正してからショットが一気に復調した。
「アイアンがだいぶ良くなってきた」という手応えは、今週のスタッツにも表れた。4日間を通してのパーオン率84.72%(61/72)は全体トップだった。それでも、「ティショットが乱れていた。コースが広いから曲がってもなんとかなったけど、狭いコースや林間コースだとピンチになっていたと思うので、そこの精度をもう少し求めたい」と19歳の向上心は尽きない。
4位から出たこの日は、6バーディ、1ボギーで連日の「67」。通算17アンダーの2位は今季初のトップ10、ツアー自己ベストタイフィニッシュとなった。「最初からバーディを獲って伸ばしていこうと。でも、優勝とか順位は気にしないで、目の前の一打に集中した」と充実の最終日を振り返った。
昨年大会は開催コースこそ違ったが、7戦連続予選落ちで迎えて予選を通過。その後の好調につなげた“相性”の良さもある。「私は春先が苦手で、夏に向けて(調子が)上がっていくタイプ。ことしもここを起点にして、来週以降も自分のプレーをできるように」と長く続くシーズンを見据えた。(静岡県浜松市/内山孝志朗)