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棄権も視野から一転… 川崎春花が怒とうの7連続バーディで「63」

◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 3日目(27日)◇グランディ浜名湖GC(静岡)◇6500yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆3702人)

朝、起きたら腰が痛い。川崎春花の3日目は、腰痛との戦いから始まった。20歳の若さも、2日目の後半から始まった腰痛を一晩で治すことはできなかった。

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途中棄権も視野に入れていたこの日は、“裏街道”の10番からスタートした。朝イチ、4mのバーディパットを沈めたら、とたんに腰痛が和らいだという。「『バーディが“薬”』ってこういうことだな、と。薬以上の特効薬やなって」。前半を3バーディ「33」で回り、頭の片隅にあった棄権の選択肢は吹き飛んだ。

魅せ場は、ハーフターン直後の1番から始まった。3mのバーディパットを沈めると、続く2番でも3mを沈めて2連続。3番では20ydのアプローチでチップインバーディを決めると、パー5の4番は2オン2パット。5番(パー3)で5m、6番では3m、7番でも7mのバーディパットを立て続けに沈めて、スコアカードに丸を7つ並べた。

ツアーでの最多連続バーディ記録は、諸見里しのぶ(11年)と成田美寿々(19年)が記録した「8」。タイ記録をかけた8番は12mのファーストパットを3mショート。パーパットもカップに嫌われ、3パットのボギーで8連続とはならなかった。「手前の段につけてしまって、しっかり打ち切れなかったのが残念」と振り返った。

9番(パー5)はパーで締めたが、それでも10バーディ、1ボギー「63」をマーク。2日目に岩井千怜が記録した大会コース記録と、自身のツアーベストをともに1打塗り替えた。「きょうはまず完走しようと。スコアを全く気にせずに18ホール回った結果が、たくさんのバーディにつながった」と、腰をかばいながらのプレーがビッグスコアにつながった。

今季はここまで11試合に出場し、ベストフィニッシュは3位。46位から7位にジャンプして迎える最終日は「まずはこれから休んで、あしたも完走を目指して」と苦笑いを浮かべる。

「きょうのように、自然な心で居たらバーディがたくさん来るというのが新しい学びだったので、あしたも同じように」と穏やかな表情で話した。(静岡県浜松市/内山孝志朗)

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