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西郷真央「打ち方だけでは補えない」 海外メジャーからの“宿題”

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 事前(27日)◇浜野GC(千葉)◇6656yd(パー72)

西郷真央が自身初の連覇がかかった地元開催の大会に帰ってきた。前週の海外メジャー「シェブロン選手権」は予選を通過して4日間を戦い抜いた。

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日本勢最上位で予選ラウンドを終えたものの、「本当に(調子は)まだまだ」というように週末で失速した。最終的には65位だったが、「予選通過できたのは自信につながった」と胸を張る。

「(今季の)開幕の時の状態を考えると少しずつ良くなってきていると思うので、これまでやってきたことを今後も継続して」

米ツアーから持ち帰ってきた“宿題”は「グリーン周りのアプローチ」。前週は最終日のホールアウト後にも練習グリーンで“居残り特訓”を決行。日本とは異なる芝質の感触をつかもうと必死だった。

「向こう(米ツアー)のトップレベルの選手を見て、自分の打ち方だけでは補えないものもあるのかな、と感じた」。これまでも夏場以降の日本の強くて重いラフに対し、打ち方の変化だけで対応しようとしていたが、限界を感じ始めていた。

「向こうの芝にも合ったクラブを取り入れていく必要がある」。海外メジャーを経て、今は様々な形状のソールやバウンスが搭載されたウェッジを試しているという。

この日はプロアマ戦に出場して18ホールをプレー。米国からは25日(火)に帰国し、翌26日は休養に充てた。「ちょっとまだ時差ボケがあって一日中眠いような感じではあるけど、体調は問題ない」。前日に降った雨によるコースコンディションの変化を確かめながら最終調整に励んだ。

地元開催だが、「去年はあまり気を張らずにプレーしていたので、今年もまずは予選通過を目標に」と控えめ。強行スケジュールで疲れも取り切れていない中で臨む一戦は「ディフェンディングチャンピオンとして最後まで戦い抜きたい」。様々な経験を経て、一回り大きくなった姿を地元ギャラリーに披露する。(千葉県市原市/内山孝志朗)

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