シーズン早々にトップ5入り

◇国内女子◇明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 最終日（12日）◇土佐CC（高知）◇6228yd（パー72）

この日のベストスコアに並ぶ「65」で回った33歳の金田久美子は、サンデーバックナインを圧巻の「30」で駆け抜けた。「“ハーフ”エージシュートですね？」。冗談交じりの問いかけに「ホントですね。やめてくださいよ、年の話」と笑わせた。

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10番（パー5）から3連続バーディを奪うと、15番（パー3）からは2連続。最終18番では8m近いロングパットを流し込んだ。1バーディの前半は惜しいシーンが目立ったグリーン上。「力を入れてバシッと打とう」とシンプルに唱え続けて一変した。

昨年「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」でツアー制施行後の最長ブランク記録となる11年189日ぶりの2勝目を挙げた。取材対応などで多忙を極めたオフも、復活Vが何よりのモチベーションとなって充実していたという。これまであまり取り入れてこなかった上半身のトレーニングに着手し、「“8の字”を描いていた」というパッティングのストロークも地道な素振りの反復で修正を試みた。

「2勝目をした後の方が、気合が入ってます。“私でもできる！”と思えたから、また勝ちたいと前向きに思えている」。通算15アンダー5位とシーズン早々のトップ10入りに手応えをにじませつつ、満足する様子はない。（高知県香南市／亀山泰宏）