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10年連続10回出場 菊地絵理香が大会攻略へ7月から準備してきたこと

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 3日目(26日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6487yd(パー72)

7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」で優勝してから、菊地絵理香はこの大会を考えて準備を進めてきたという。今年で10年連続10回目の出場。「一年を通して一番苦手なコース。毎年、全然ダメダメで終わっていて全く成長なく終わっている」と積年の思いを晴らしに来た。

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普段はあまりクラブセッティングをいじらないが、コース攻略のために5Wを抜いて7Wを投入した。「7Wはずっと入れたことがなかったけど、このコースは18番がすごく大事。楽に上がりたいなという気持ちもあって変更しました」。飛距離は185ydで、10月「スタンレーレディスホンダ」の頃から入れたり抜いたり、調整しながら取り組んできた。

さらに、グリーン上では「ほぼしゃがんでラインを読まない」。普段は強い芝目にじっくりと考えて打っていたパッティングも“あえて”考えない。「今までは細かく読んでダメだった。考えすぎて分からなくなっていたので、グリーンに上がって来た(時の)初見でラインを決めたりしています」とシンプルな作戦を練ってきた。

この日唯一スコアを落とした15番は、バンカーに入った2打目が“目玉”でアンプレヤブルを宣言してのダブルボギー。後半だけで6つのバーディを量産するなど7バーディを奪い「67」にまとめ上げた。トップとは1打差の3位。大いに逆転が狙える位置で最終日に臨む。

ツアー通算5勝で、メジャー制覇はまだ1度も成し遂げていない。「あと1歩、2歩のところで獲れなかったことが何度もある。ここ数年はかすりもせずもう諦めなのかなと思ったりもしたけど、しっかり頑張りたいなという気持ちも出てきた。いい終わり方をここでしたい」と力を込めた。勝ちたい試合に照準を合わせるのも並大抵のことではない。(宮崎市/石井操)

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