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山下美夢有が史上2人目の平均ストローク60台に挑戦

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 事前情報(23日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6487yd(パー72)

史上最年少(21歳103日)で年間女王を戴冠した山下美夢有に今週、日本人選手としては初めての記録挑戦がかかる。今季32試合に出場し、平均ストロークは全体1位の「70.0376」。今大会4日間を通算12アンダー以上で回れば、70の壁を打ち破ることになる。前年大会を制した三ヶ島かなの優勝スコアは通算11アンダーだった。

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過去にシーズンを通して平均ストローク60台をマークしたのは2019年の申ジエ(69.9399 韓国)のみ。昨季は稲見萌寧が挑むも「70.0514」に終わった。ポイントレースによる女王決戦を制して気が抜けることも「ちょっとありました」と言うが、会場に来ればまた気合を入れ直した。

高麗グリーンを警戒し、芝目をいかに読み切れるかがスコアメークをするうえで重要ポイントになると指摘。「逆目が強いところだと止まってしまったり、順目だとランが結構出てしまったり。縦距離も難しくなってくると思うので、ショットの精度も大事かな」と話す。目標スコアも「なんぼっていうのは決めていないけど、アンダーパーですね。確実に行きたい」と目論んだ。

その一方で、今大会のコースセッティングを務めた中野晶は「優勝スコアの想定は通算10アンダー。シーズン最終戦ですので、全ての人がバーディを獲っていくゲームにはならないメジャー大会を目指すとともに、それでも良い勝負、良いゲーム、良い技量を見せてくれる大会を望んでいる。そういう週末になれば」と話した。

山下が初出場した前年大会は初日から「72」「74」「70」「76」の通算4オーバー23位だった。「最終戦でしっかり成績を出したい思いがある。最終戦で優勝争い出来るようにしたい」と意気込んだ。大きな飛躍につながった2022年。最高のフィナーレにする。(宮崎市/石井操)

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