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涙の年間女王 山下美夢有が逆転V「チャンス来るまで待った」

◇国内女子◇伊藤園レディス 最終日(13日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741yd(パー72)

「本当に緊張しました」。最終18番で、山下美夢有は年間女王を手繰り寄せる3mのパーパットを気持ちでねじ込み、右拳を握った。

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「風も強かったのでチャンスが来るまで待った。本当にこの大会は優勝したい思いが強かった。うれしいです」。表彰式では涙を流した。

2打差を追いかけてスタートすると、前半はパーを並べ、後半15番(パー5)で62ydから58度で1mにつけてバーディを奪った。並んでいた上田桃子が16番でダブルボギー、岸部桃子が17番でボギーと強風に苦しんで崩れていく中、パーオン率91%(49/54)と安定したプレーを見せた。

1バーディ「71」で回り、通算12アンダーで今季4勝目。初めての年間女王に輝いた。21歳103日での戴冠は2007年の上田桃子(21歳156日)を抜き、史上最年少(1988年のツアー制施行後)となった。

「プロテストに合格してから女王の目標があった。達成できて本当にうれしい」。アマチュア時代はタイガー・ウッズに憧れて米PGAツアーの中継をチェックしていたが、2019年の合格からわずか3年で国内女子ツアーの頂点に立った。

国内ツアーは今後5年間のシードを獲得していることもあり、「まだ決まっていないが、海外で挑戦したい気持ちもある」と先を見据える。

「応援してくれると強い気持ちで戦える。ファンを増やしたい」。18番グリーンには山下の名前入りタオルを持つファンが目立った。国内女子ゴルフの“顔”としてシーズン残り2試合も戦い抜く。(千葉県長南町/玉木充)

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