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レジェンドのゲキで奮起 20歳の内田ことこが暫定4位

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 2日目(8日)◇東名CC(静岡)◇6570yd(パー72)

ルーキーの胸にレジェンドの言葉が響いた。2週前の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」。20歳の内田ことこはツアー48勝の67歳、普段はメールや電話でやり取りしている中嶋常幸から、アドバイスを直接もらった。「もう少し攻められるんじゃないか」。1週のオフを挟んで迎えた今大会。効果はてきめんだった。

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前日の未消化分と合わせて24ホールを回り、6つバーディを奪ってボギーはなし。「ロング(パー5)のセカンドを攻めるといい」という言葉を胸に、別のホールでもソフトになったグリーン上のピンを見定め続けた。「67」をマークした第2ラウンドの5つのバーディのうち、4つが1m以内を沈めたもの。残り1つも後半2番で残り150ydから7Iで2mのチャンスを作ったものだった。

通算7アンダーは暫定4位。ホールアウトした選手の中では2番目と好位置にいる。1年目の今季は第3戦の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」で4位に入ってから、決勝ラウンド進出と予選落ち(12回)とを繰り返し、シーズン半ばに調子を崩した。

「セカンドがグリーンにのらない」。全体80位の62.89%と低調なパーオン率。「安全に…という気持ちが前よりも大きかったかもしれない。毎試合、順位を考えて焦っていたところがあった」と悪循環に陥っていた。

メルセデスランキングは59位で、50位までに付与される来季の出場権獲得は微妙な位置だが、「シードなどは気にしないようにしている」と言った。「最終日を良い位置で迎えられる。きょうと変わらず良いプレーができるように頑張ります」。首位にいるのは同じ北海道出身の小祝さくら。「ジュニアのときから北海道でも全国でもトップだった。ずっと憧れの存在」という先輩にぶつかっていく。(静岡県裾野市/桂川洋一)

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