「67」をマークして90位から予選を通過した

◇国内女子◇資生堂レディスオープン 2日目（1日）◇戸塚CC（神奈川県）◇6570yd（パー72）

7月1日のこの日、24歳の誕生日を迎えた勝みなみが6バーディ、1ボギー「67」をマークして通算2アンダー、90位から35位に順位を大きく上げて、予選通過を決めた。「きょうはいい日になると信じてラウンドした。バーディも獲れたし、すごいいいプレーができた」とスッキリとした表情を浮かべた。

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前半2番でボギーを先行する幸先の悪い出だしだったが、4番をバーディとして取り返した。前半を「35」で折り返すと、後半は「（ティショットが）全部フェアウェイだった」と、安定したゴルフでバーディを重ねた。最終18番では5mのパットを沈め、バースデーラウンドをバーディで締めた。

朝のスタート時には誕生日であることがアナウンスされ、「めっちゃ恥ずかしかった」と照れ笑い。同組の藤田さいきがスタートアナウンスのスタッフと話し合い、アドリブでのお祝いが実現した。「ギャラリーの方も『おめでとう』って言ってくれた。やっぱりうれしい」。多くの祝福が“バースデーチャージ”の源になった。

虎視眈々と上位を狙う

24歳の目標には「3勝以上、メジャー1勝」を掲げる。「簡単ではないのは分かっているけど、自分が言ったことは達成したい。次の年女は36歳、その時にゴルフをしているかは分からないので、目標を達成して勢いをつけて飛躍していきたい」と力強く抱負を語った。

60台のスコアは3週前の「宮里藍サントリーレディス」の最終日以来、実に9ラウンドぶり。前年大会は2位で、コースとの相性は良い。「久しぶりの60台で、粘ってつかみ取った予選通過。イメージの良いコースなのであと2日間やれるのが楽しみだし、上位で上がれるように頑張りたい」。寅年生まれが虎視眈々と週末を見据えた。（横浜市旭区／内山孝志朗）