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早朝の二度寝から暫定首位へ 小祝さくらはフェードへの試行錯誤中

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 2日目(27日)◇メイプルポイントGC (山梨)◇6580yd(パー72)

4連続バーディフィニッシュとはいかなかったが、優勝争いへは十分なポジションを確保した。最終9番で4mのチャンスを外しても、小祝さくらは「後半にスコアを伸ばせてうれしい」と手ごたえ十分。今季初勝利に向け、5位から6バーディ、1ボギーの「67」をマークし、通算8アンダーの暫定首位に浮上した。

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目覚めた午前4時台の時点では、スタート時刻は8時20分。悪天候の影響でスタートが3時間以上遅れることが分かると、“二度寝”でさらに2時間眠れたという。コースまでの移動中に大雨はすっかり上がり、午後0時前にティオフ。出だし10番(パー5)で3打目のアプローチをきっちり寄せてバーディを先行させた。

次週に「全米女子オープン」(ノースカロライナ州パインニードルズ・ロッジ&GC)が控える中、ショットを大改造中。「ブリヂストンレディス」で予選落ちした週末、吉田直樹コーチの勧めもあって、フェードボールのイメージを取り入れた。これまでのドローとは真逆の動きと弾道づくり。「アライメントの取り方が一番難しい。今は大げさにやっている感じ」

試行錯誤の真っ最中だからこそ、ロースコアと感触がうれしい。この日は「自分でもこんなに真っすぐ行くんだなというくらい。ティショットに関しては本当に最高の一日」と自画自賛した。右サイドの池を嫌い、第1打を左にひっかけた前半16番(パー3)は「こするのを嫌がった。そういうミスをなくしていかないと」と反省したが、4mのパーパットを沈めてピンチを脱した。

昨年8月「CATレディース」以来となる通算7勝目が待ち遠しくても、「まずは毎日4アンダー」という日々のスコアの目標達成を目指すつもり。「課題のパター、ショットのミスもある。マネジメントも課題でいつももったいないボギーがある。ダボになりかけたりと、危ないゴルフをしがち。そういうのをカバーしてプレーしたい」。連続出場記録がストップする142戦目も、目の前の仕事に集中する。(山梨県上野原市/桂川洋一)

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