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姉妹タッグの松森彩夏 「落ち着く感じ」で2位発進

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 初日(22日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6447yd(パー71)

2015年大会2位と悔し涙を流した松森彩夏が首位と4打差の4アンダー2位と好発進した。出だし1番でピン奥から5mほどのバーディパットを沈めてバーディを先行。5バーディ、1ボギーの「67」でホールアウトした。

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今週は1歳下の妹・松森杏佳にバッグを担ぐ。2017年大会ではともにトップと2打差で最終日を迎え、優勝争いを演じた。当時は「ライバル」として切磋琢磨してきたが、今週は心強い相棒。「2人で優勝争いもして、思い出深いコース」と話した。

10番でボギーをたたき、「いつもなら崩れる」と乱れがちも、妹からの「腐っていたら次につながらない」と叱咤激励を受けて気持ちを切り替えた。11番(パー3)でバーディを奪うバウンスバックを決め、12番(パー5)も連続バーディとスコアを伸ばした。

5Iか6Iのどちらで打つかクラブ選択で迷っていた17番(パー3)では「絶対に下のクラブ(6I)でしっかり打った方がいい」という杏佳からのアドバイスを信じ、ピン右横5mにつけてバーディを奪取。18年大会でも3位と好成績で終えた妹の助言が姉を支えた。

「いくら駄目でも、気持ちを切り替えて次に向くように。1打、1試合で切り替えられずにもったいないって(杏佳に)言われて」。時には「大人になりなよと怒られたりしたけど」と厳しい言葉もかけられることもあるが、間近で見てくれていた人からの言葉は大きなエールとなる。

今季7試合で予選落ちが6試合。2016年「富士通レディース」以来となるツアー2勝目を目指すが、「一緒にいてもらえるだけで、落ち着く感じですね」。姉妹での優勝トロフィー獲得へと手を取り合って目指す。(静岡県伊東市/石井操)

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