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“唯一の同期”が刺激に 山下美夢有は粘りのプレーで2位

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 最終日(27日)◇UMKCC(宮崎県)◇6546yd(パー72)

佳境を迎えるバックナインで、山下美夢有はスコアボードを見ながら同組でトップを走る西郷真央を追いかけていた。自分のプレーに「集中」しつつも、「前半からビタビタと。何を打ってもピンに向かって行くショットは本当に勉強になりますね」と西郷の正確なショットを見ていたという。

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ともに2001年生まれの20歳。プロテストの受験可能年齢が18歳から17歳に引き下げられた2019年に合格し、同じタイミングでツアーデビューした同年代の選手で日本ツアーを主戦場とするのは現在2人だけ。山下にとって“唯一の同期”である西郷は「いいライバル」でもある。

昨年4月の「KKT杯バンテリンレディス」で先にプロ初勝利を挙げた山下は、「技術的に見て、もともと(どこかで)優勝すると思っていた」と西郷の活躍は当然で、2勝目にも驚かなかった。

山下はこの日、終盤16番のパー3で痛恨のボギーを喫した後、17番で13mのパットを沈め、18番も70ydのサードショットを50㎝につけて連続バーディ締め。1打及ばず2勝目を逃したものの、オフに取り組んできたというショットの縦距離が「合ってきた」と粘りのプレーで2位に食い込んだ。

次戦は静岡へと舞台を移して31日開幕の「ヤマハレディースオープン葛城」に臨む。「この悔しさを来週にぶつけられたら。私も負けていられない」と闘争心を燃やす。追いつけ、追い越せ…と切磋琢磨する関係は続いていく。(宮崎市/石井操)

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