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渋野日向子が見据える23歳の一年 世界遺産めぐりにも意欲?

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前(17日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71)

15日に23歳の誕生日を迎えた渋野日向子。「家族とワイワイしていました。ケーキもいただいて…」と団らんの様子を笑顔で振り返る。

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前週「伊藤園レディス」ではカットラインに1打足りずに予選落ち。岡山県の実家に戻っての練習を母・伸子さんが見守ってくれたという。「ジュニアのころを思い出しました。運転免許を持っていなかったときなので、母だったり父だったりに連れて行ってもらって。(当時も)どっちもゴルフはしていないので、なにかを教えてもらう感じではなかったけど、いてくれるだけで安心するというか、そんな感じでした」。そんな懐かしさがこみ上げてくるひと時だった。

「年を重ねるたびに周りの方だったり、家族への感謝が増していっている。家に帰るたびに『ありがとう』って言葉は、こっぱずかしくて言えないんですけど、できるだけ家族といる時間を大切にしたい」。支えてくれる存在のありがたみを再認識して迎える23歳としての一年。12月には米女子ツアーの予選会(Qスクール)も控える中、どんな理想を描くのか。

「22歳も変化することに対して恐れないでやってきたつもり。そうやって22歳で変化して作り上げてきたものを、もっともっと、いろいろ積み上げていけたら。そういう一年にしたいですね」

神妙なトーンで誓いを立てた後、「23歳でやり切りたいわけじゃないけど、これからやってみたいのは世界遺産巡り」とリップサービスも忘れない。知床、屋久島、自由の女神、登録はされていないがナイアガラの滝など候補が続々。「いろんなところを巡るのはいいなって。海外に行くと、もっと世界が広がるので見てみたい」と声を弾ませた。

2020-21年シーズン、自身にとっての国内最終戦は2年前に優勝した舞台でもある。「先週の悔しい結果の後なので、気を引き締めて最終戦を頑張りたい。有観客で地元にも近いので、応援に来てくださる方もいる。そういう方々の前でいいゴルフができるように」と力を込めた。(愛媛県松山市/亀山泰宏)

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2021年 大王製紙エリエールレディスオープン



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