賞金ランク2強が火花 古江彩佳が単独首位 稲見萌寧2位 渋野日向子は19位
2021年 TOTOジャパンクラシック
期間:11/04〜11/07 場所:瀬田GC北コース(滋賀)
「練習の成果が出たのかな」渋野日向子はウェッジでスコアメーク「68」
◇国内女子◇TOTOジャパンクラシック 3日目(6日)◇瀬田GC北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)
アウトコースのトップバッターで出た渋野日向子は、バーディを奪った5つのうち3つが52度のウェッジで寄せてのナイスプレーだった。1番で90ydを1.5m、6番も同じく90ydから1m、10番では93ydをピンの右側につけてタップインした。「最後の18番以外は大体ウェッジの距離は合っていた。練習の成果が出たのかな」
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練習場で弾道測定器を使用する渋野は「微妙な68ydとか83ydとか…適当に」とその時に思いついた数字で打ち込む練習をしている。ウェッジの距離が残るように番手を持つスタイルは目新しくはなく、パーオンできなかった場合にも心強い武器。初日、2日目とボギーをたたいた11番は54度で、14番の70ydからの3打目は58度で数十cmに寄せてピンチをしのいだ。
大会2日目はパー5で2度の3パットを喫するなどことごとくカップに嫌われたが、「上りのラインが緩みがちだったので今日は打ち切ろうと思ってしっかり打った」と修正。5バーディ、1ボギーの「68」でプレーし、通算3アンダー19位として最終日に臨む。「個人的にはいい感触ではないんですけど、明日は今よりもいい位置で終えられるよう、悔いのないように頑張りたいと思います」
4日に閉幕したプロテストでは母校の岡山県作陽高校から4人の先輩、後輩がツアー会員になった。「自分の身近な人がこうやってプロテストに合格するのはすごくうれしいですし、作陽とは関係ないけど(自分が)プロテスト受けていた頃とかに一緒に頑張っていた同級生が2人受かっていてうれしい。同じ舞台で戦えるのは『楽しみだなー』と思いながら感慨深くなっていました」。吉報を刺激に、残り18ホールを駆け抜ける。(滋賀県大津市/石井操)