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愛息は“お留守番” 横峯さくらが夫婦で出産後初の米ツアーへ

◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日(19日)◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6502yd(パー72)

1オーバー34位から出た横峯さくらは最終日を「73」で回り、約1カ月半ぶりの試合を通算2オーバー51位で終えた。パー4の10番で残り100ydの2打目をカップインさせるなど、1イーグル3バーディを奪った一方で4ボギー1ダブルボギー。アップダウンの激しいゴルフに「マネジメントができてない。バカだなぁ」と自虐節で振り返った。

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この大会は2009年と13年に優勝。好印象のコースではあるが、「いっぱいいっぱいだった」と目の前の一打に夢中だった。「(5番、12番と)ロングホールのボギーがもったいない。初日もたたいて、今日も。(2打目で)レイアップしてフェアウェイに置けば良かったのに、気持ちが前に前にあった」。冷静さを欠いたジャッジを悔やんだ。

2月の第一子出産から5試合に出場した国内ツアーを経て、いよいよ米ツアーに“復帰”する。次週「ウォルマート NW アーカンソー選手権」はエントリーを取りやめ、10月「ショップライトLPGAクラシック」(シービュー・ア・ドルチェホテル)、「ファウンダーズカップ」(マウンテンリッジCC)とニュージャージー州で開催される2連戦に臨む。

産休制度で2022年シーズンの米ツアー出場資格を有している。「トライアルとして3試合に出られる」と話すように、今回の渡米は本格復帰に向けた貴重な準備期間でもある。「息子は置いていくことにしました。旦那と2人で」。まずは今大会もキャディを務めた夫の森川陽太郎氏と二人三脚でチャレンジし、2試合に出場して帰国予定。「優勝を目指していきたい。でも、この頭の悪さだと出来ないのでスマートにやりたい」とモチベーションは高い。

出産前に描いたツアー復帰後の自分と今の自分を照らし合わせると「出来ている方だなとは思う。でも、実際に試合になってみると『もっとできるのに』とは思う」。やはり、国内ツアー通算23勝を積み重ねてきた過去の自分と比較もしてしまう。「『頑張っているな』というのはない。もっともっと、頭良くなりたいです」。日米でママ優勝を目指す。(愛知県美浜町/石井操)

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2021年 住友生命 Vitality レディス 東海クラシック



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