畑岡奈紗、稲見萌寧が五輪出場権 初の世界1位コルダら米国と韓国は最大枠4人/女子世界ランク
2021年 資生堂レディスオープン
期間:07/01〜07/04 場所:戸塚CC(神奈川)
「めちゃくちゃうれしい。めちゃくちゃ出たかった」稲見萌寧が隠していた五輪への思い
◇国内女子◇資生堂レディスオープン 事前情報◇戸塚CC(神奈川県)◇6570yd(パー72)
28日付の女子世界ランキング27位で日本勢2番手を維持し、「東京五輪」日本代表候補となった稲見萌寧が29日、会場での練習ラウンド後にリモート会見に臨み、「めちゃくちゃうれしいです。東京オリンピックにはめちゃくちゃ出たかった」と満面の笑みを見せた。
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代表争いを「意識し始めたのはここ何試合か」だったという。ただ、「目の前の試合に集中」と自分に言い聞かせ、誰にも悟られまいと「自分を装っていた。皆さんに隠していました」とも。「めちゃくちゃ出たかった。本当のこと言えて良かった」。これまで抑えていた感情が言葉になってあふれ出た。
シーズン6勝、今年に入って5勝を積み重ねた稲見は、前週の「アース・モンダミンカップ」で昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」以来17試合ぶり、シーズン3度目の予選落ちを喫した。逆転で代表入りを目指した3番手の古江彩佳が同大会で11位、4番手の渋野日向子が海外メジャー「全英女子プロ選手権」で40位に終わったことで、稲見が2番手にとどまった。
それだけに「めちゃくちゃ」という言葉を何度も使って喜びを語り、五輪への思いのたけも止まらない。「ゴルフ人生でおさまらないような、人生の記憶に残る名誉なこと。夢の舞台。誰でも出られるわけでなく、めちゃくちゃ名誉なこと」。まして「東京五輪は一生に一度の貴重な、名誉なこと」と受け止める。ゴルフのメジャー大会とはまったく異質と認識。「いまは楽しみしかない」と話した。
前週の予選落ちから心機一転。今夏の「夢の舞台」へ向けて、今週は「イチからリスタートできる」と改めて前進を誓った。