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熊本地震から5年 上田桃子、有村智恵が語る復興への思い

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 事前情報(15日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6501yd(パー72)

5年前の大会開幕前日に熊本地方を襲った巨大地震から5年。県のシンボルである熊本城・天守閣の修復も進み、26日からは一般公開されるところまで復興は進んでいる。その一方で、まだ418人が仮住まいで暮らしており、人々の心の傷も完全には瘉えていない。熊本出身の上田桃子有村智恵がそれぞれの思いを語った。

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「最近はまた鹿児島で活発に地震があったりして、またこの時期に大丈夫かなっていう思いはあります」という上田。「ちょっと心配だったり、記憶が戻ったりすることはあるけれど、久しぶりに帰ってくると熊本城の天守閣ができていたりして、苦い思い出だけじゃなく、進んでいるところもあるので、両方かな」と複雑な心境を吐露した。

昨年は豪雨被害に見舞われた熊本県に「全英女子オープン」で獲得した賞金から1000万円を寄付した上田。「改めて自分が育ってきた熊本を考え直す機会。両親は基本的には熊本で生活しているし、今まで以上に好きになっている」と故郷愛を行動で示している。

一方、被害の大きかった益城町に隣接する嘉島町に自宅のある有村も、地震直後には街頭に立ち、義援金を集める活動を行うなど地元復興への思いは強い。

「壊れている建物はほとんど撤去されているけど、益城町は役場がまだプレハブだと思うし、名残はあります。最近ようやく通れるようになった道もあって、5年経ってようやく目に見えるところは…っていう感じ」と、復興の手応えを少しずつ感じるようになってきた。

「このコースに来る途中、家から益城町を通らないといけなくて。震災直後も見ているけど、通るたびに綺麗になったり、建物が建ったりしていて、人の力はすごいなと実感させてもらっています。そういう前向きさを見習わないといけない」と、力を込めた。

今大会を熊本出身選手が制覇したのは2011年の不動裕理が最後。今年は残念ながら無観客開催となり、地元ギャラリーの声援を直接浴びることは叶わないが、10年ぶりの歓喜を地元ファンに届けたいところだ。(熊本県菊陽町/今岡涼太)

※今大会では「平成28年熊本地震、令和2年熊本県南豪雨の復興支援」のためのチャリティーオークションを開催中です。

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