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「3ミリ前進の12点」 渋野日向子3パットなしに自己評価↑

◇国内女子◇伊藤園レディス 初日(13日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741yd(パー72)

グリーンエッジまで残り221ydの前半5番(パー5)、第2打。渋野日向子は状況を見渡しながら田谷美香子キャディに“刻む”判断を伝えた。「即決ですね。『I think so too(私もそう思う)』って言われました」。冗談交じりの短いやり取りを笑って明かす。

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縦長グリーンのピン位置は奥、手前には池が構えるシチュエーション。「池も見えたし、ミスヒットしたときの(リスクがある)。2打目が乗っても、絶対にかなり手前になる。シビアな30ydくらいのパットが残るし、それを寄せる自信はなかったですかね」。大会前にテーマの一つに掲げていた「自身の意思」をキャディに伝えた、3打目勝負の選択。結果的に89ydから3mに絡めるバーディにつながった。

4バーディ、2ボギーの「70」で回り、2アンダー。20位は今季の国内ツアー自己最高位発進だ。パットに苦心し、今大会を前にスタンス幅を少し広げた。「どっしり構えたのが良かったです。3パットは一度もない。きょうのパットは頑張ったかなと思う」。前日居残りで練習した下りのスライスラインのバーディパットが多かったこともあるが、30パットの内容にもうなずいた。

ショットの縦距離が合わず、ガードバンカーに入れてたたいた2つのボギーを悔やむ。パットでチャンスを外した前週「TOTOジャパンクラシック」は2日目から2日連続で「3点」、「5点」と厳しい評価を下したが、「きょうは12点くらいですかね。3mm前進です」。笑顔で自己採点した。(千葉県長南町/林洋平)

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