地元で好スタートを切った金田久美子。強いキンクミが戻ってきた！

「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」初日、地元・愛知県出身の金田久美子が4バーディ、1ボギーと見事なプレーを披露し、首位と2打差の2位タイと絶好のスタートを切った。開幕から9試合を終え、予選通過は僅かに1回。鳴り物入りでシーズンを迎えた開幕当時には考えられなかった姿だった。

「地元だし、頑張らなきゃ、という気持ちが大きかった」という金田。スタートホールの1番では、1メートルのパーパットを外してボギー発進という不穏な立ち上がりだった。だが、「昔はボギーを打っても、次にバーディを奪い返してやろうという気持ちだった。普通にやればバーディがくるだろう」と気持ちを切り替え、その後はショット、パットともに安定。その後4つのバーディを重ね、地元ギャラリーを大いに沸かせた。

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4月の「ライフカードレディス」で、友人にパットに関して“以前のクミのイメージは、何も考えてないみたいだった”と指摘された。「パットの調子が良くなくて、昔は違っていたのにラインをずっと読み過ぎて、考えすぎていた」と気付かされた金田は、アマチュア時代のように考えすぎず、感性に重きを置くプレースタイルを取り戻した。

「今日は、けっこう昔の自分に戻れたと思います。明日も今日みたいな自分らしいゴルフをしたいですね」。友人の助言と、久々に戻ってきた地元の風土が昔の記憶を呼び起こしたのか。地元に戻り、強さも取り戻した金田に明日以降も注目だ。