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9月以来のボギーなし 渋野日向子「ここで勝ったらカッコいい」

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 3日目(23日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6580yd(パー72)

渋野日向子は9位から出て6バーディ、ノーボギーの「66」で回り、首位と2打差の通算13アンダー7位に浮上した。ボギーなしのラウンドは、8打差を逆転して今年4勝目を挙げた9月「デサントレディース」最終ラウンド以来。「今日はショットが良かったので、その中でヘマをしなかった。入ってほしいパットが入らなかったのはあったけど、特にストロークが悪いとかはなかった」。パット数は31を要したが、トップとの差を前日の4打から2打に縮めた。

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打ち下ろしの17番(パー5)。渋野日向子はアドレナリン全開で1Wを振り切った。フォローの風にも乗って308ydのドライブ。フェアウェイを転がり、左ラフまで到達した。2打目を5UTで2オンさせ、2連続となるバーディを奪った。第1打は予選ラウンドより30yd飛ばし、「あそこまでいくのは予想外。(ラフに到達し)ボール、ないなーと思っていました」と、好感触におどけてみせた。

7位で並んだ賞金ランキング1位の鈴木愛と2431万1351円差のランク3位。今大会で次の最終戦の優勝賞金(3000万円)以上の差がつけば、逆転賞金女王の可能性はついえる。前週、26戦ぶりの予選落ちを喫して、女王への意識を薄めて迎えた今大会。目の前の一打に集中力を高め、本来の攻撃的なゴルフでツアー4勝目を狙えるポジションにつけた。

「(女王とかは関係なく、単純に終盤の)ここで勝ったらカッコいいな、と思う。明日もしっかり今日のようなショットを打てれば、しっかりチャンスにつくと思うので」と、雨予報の最終日を見据えた。(愛媛県松山市/林洋平)

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