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42歳・大山志保の消えない闘志 シード喪失危機も「来年が勝負」

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 2日目(22日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6580yd(パー72)

賞金ランキング49位の大山志保は通算6オーバーの85位で予選落ちし、シード争いが決着する今季のラストゲームを終えた。7年連続の賞金シード(同50位まで)確保は週末の結果次第になったが、「私はシードを目指しているわけではなく、優勝を目指してやっている」と、42歳の闘志はまるで消えていない。

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前週の「伊藤園レディス」で単独2位に入り、ランク65位から賞金シード圏内に急浮上した。ただ、今季は不振にあえぎ続けたショット、パットの調子は戻り切らなかったという。「この2日間アイアンも悪かった。ダブルボギーもあった。今年一年やってしまっていたことが出た」と冷静に振り返った。

大山が去った賞金シード争いを見ると、ボーダーライン上のランク50位にいる濱田茉優は予選落ちに終わったものの、決勝に進んだ51位の金澤志奈(予選を終えて23位)、56位の蛭田みな美(同9位)、61位の森田遥(同2位)らが圏内入りを目指し、追い上げの姿勢を整えている。一方、大山は来季前半戦(リランキングまで)の出場権を確保できるランク55位以内で終えることは濃厚で、12月の最終予選会に回る必要はなさそうだ。

シーズン終盤に入り、諸見里しのぶ佐伯三貴一ノ瀬優希大江香織ら後輩たちが、相次いで今季限りで第一線を退くことを表明した。それでもツアー通算18勝のベテランは、シード喪失の危機が迫りながらも、最終予選会に向けて気持ちを高め続けていたという。

プロ20年目のシーズンを「こんな厳しい一年は、ないくらい。でもきっと前に進めたと思っている」と振り返り、「来年は勝負の年になる。まだまだ、成長していけるはず」と言い切った。(愛媛県松山市/林洋平)

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