「はよ終われ」 渋野日向子の末脚を生むモチベ
2019年 ニトリレディスゴルフトーナメント
期間:08/29〜09/01 場所:小樽CC(北海道)
渋野日向子は1億円より記録 「あわよくば」優勝
◇国内女子◇ニトリレディス 3日目(31日)◇小樽CC(北海道)◇6650yd(パー72)
渋野日向子は首位と2打差の通算6アンダー4位と優勝を狙える位置で最終日を迎える。まずは、照準を「記録」に定めた。
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今季はツアー20試合に出場し、5月「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」と7月「資生堂アネッサレディス」で優勝を含め9度のトップ10入り。獲得賞金総額は8479万4570円で、今大会で優勝すれば賞金1800万円を加算し、総額1億円に到達する。
そんな状況のなか「1億円は考えていない。記録のほうが大事かな」と、狙いを定めるのは、6月の「ニチレイレディス」初日から継続中の連続オーバーパーなしのラウンド数記録だ。この日「27」に伸ばし、あす最終日に記録を更新すると、アン・ソンジュ(韓国)が持つ「28」に並んでツアー最長となる。
海外メジャー「AIG全英女子オープン」も4日間オーバーパーなしで制している渋野は、「アンダーで回れば結果がついてくる。この3日間アンダーで回ってこられたので、それを無駄にしないように頑張りたい」と意気込み、さらに「優勝が届かない位置ではないと思うので、あわよくば」と凱旋後優勝にも闘志をみなぎらせた。
昨季獲得賞金0円の渋野が総額1億円突破となれば、22試合目での達成となり、宮里藍さんが持つ27試合を更新して日本人最速記録となる。外国人選手を含めれば5番目。記録は破るためにある。(北海道小樽市/石井操)
<国内女子ツアー生涯獲得賞金1億円突破までの試合数>
名前/試合数
申ジエ/15試合
フォン・シャンシャン/17試合
朴仁妃/19試合
アン・ソンジュ/21試合
イ・ミニョン/24試合
宮里藍/27試合