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渋野日向子は“恵み”の中断でリラックス 再開直後のバーディで笑顔

◇国内女子◇ニトリレディス 3日目(31日)◇小樽CC(北海道)◇6650yd(パー72)

終盤の一時中断が、首位を争う渋野日向子に笑顔を取り戻させた。首位に2打差から5バーディ、4ボギーの「71」で通算6アンダーとし、スタート前と同じ4位でホールアウト。首位との差は3打に開いたが、「優勝に届かない位置じゃない」と今季3勝目へ望みをつないだ。

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開口一番、「今日も疲れました」と苦笑い。後半15番のプレー中に、雷雲接近により2時間15分の中断を挟んだだけではないだろう。「今日は本当にショットがダメだった」と、この日のパーオン率は今週ワーストの72%(13/18)に落とした。最初の1番ではフェアウェイからグリーン手前にこぼしてボギー発進。4番(パー3)でも1打目をグリーン手前の斜面下にこぼし、アプローチミスを重ねてボギーとした。

いずれも直後にバーディを奪い返し、「バウンスバックが2回あったのでオーバーパーを打たなかったのは良かった」と“らしさ”を見せたが、9番(パー5)では1Wショットを右に大きく曲げて苛立ちを隠せないシーンも。終盤まで首位に立っていた同組でアマチュアの安田祐香(大手前大1年)に差を開かれ、厳しい表情でラウンドを進めた。

遠くで雷鳴が響く中で迎えた15番では、フェアウェイからピン奥1mにつける絶好のチャンス。同組の2人が先にパットを打ち、渋野がライン上のボールマークを修復しているところで中断のホーンが鳴った。「ここで(中断)か、という感じだった」とパットに臨む気勢を削がれたが、中断中は「眠かったから寝っ転がっていた」とリラックスモードにスイッチ。再開後は下りのスライスラインをしっかりと沈め、待っていたギャラリーにようやくの笑顔を向けた。

16番の1打目を打ったあとには、この日初めてともいえる同伴選手と談笑しながら2打目地点へ。渋野を包む雰囲気が、明らかに変わった。「流れも良くなかったし、中断中に切り替えができるかな? とは思っていた。逆に(中断して)良かったと思います」

発熱はないものの、昨日から「治らんですね」と鼻声が続く。この日は「スイングがおかしい」と番手を上げ、抑えるショットで方向性を調整した。決して万全の状態ではないものの、優勝争いに絡んでくるのが今の渋野だ。メディア対応後はドライビングレンジに移動してスイングをチェック。疲労を抱えながらも、最終日への準備に余念がなかった。(北海道小樽市/塚田達也)

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