ブリヂストン ツアーB JGR ボールの試打レビュー
2019年 ダンロップ・スリクソン福島オープン
期間:06/27〜06/30 場所:グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島)
宮本勝昌がツアーで投入 “アマチュア向け”の真っ赤なボール
◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 初日(27日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961yd(パー72)
同組選手にも珍しがられる、真っ赤なボール。今季1勝の46歳、宮本勝昌がアマチュア向けのブリヂストン ツアーB JGR ボール(マットレッド)を初投入し、「68」で4アンダーの17位。飛距離アップを実感して上々のスタートを切った。
<< 下に続く >>
ブリヂストンスポーツの担当者によれば、アマチュア向けのボールは低スピンで飛距離を稼ぐ傾向にあるという。“ツアー系”のボールよりもグリーン上で止まりにくくはなるが、宮本は今年3月、神奈川県のパシフィコ横浜で行われた『ジャパンゴルフフェア2019』で、このボールを試打し、「グリーンの軟らかいコースでは使えるかもしれない」と好感触を示していた。
優勝した5月の「中日クラウンズ」などではプロ用のブリヂストン ツアーB X ボールを使用した。グリーンでボールを止めやすく、優勝スコアが例年20アンダー前後となる今大会のコースでは投入可能と判断した。
5バーディ、1ボギーでのプレー後、今季全体90位(278.63yd)の平均飛距離は「5~6%くらいは確実に上がっていると思う。スピン量は減るけどこのコースではまったく問題なかった」と2日目以降も使用予定だという。同モデルは白や黄色、オレンジ色などのカラーバリエーションがあるが、「目立つし、赤が良いよ」と“お気に入り”の様子だ。
硬さが際立つグリーンでの使用は難しいが、「セガサミー(8月の長嶋茂雄招待セガサミーカップ)とかは地面がウェッティ(湿っている)だから、使えるかもしれない。間違いなく飛距離は上がっているはず」と、今後の試合でもオプションのひとつにするという。(福島県西郷村/林洋平)