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ただいま“賞金王” 米ツアーを夢見るジャズが日本で戦う理由

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 事前(22日)◇KOMAカントリークラブ(奈良県)◇7043yd(パー72)

前週の「全米プロゴルフ選手権」を14位タイで終えたジャズ・ジェーンワタナノンド(タイ)が、メジャーでの上位争いから休む間もなく日本ツアーに出場する。米国からタイの自宅を経由し、再来日したのは開幕前日の早朝。「とても疲れている」という身体にムチを打ち、この日は午後から18ホールの練習ラウンドをこなした。

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「アドレナリンが残っているからまだ大丈夫だけど、あした(疲れがさらに)来ると思う」。そう言うにもかかわらず日本に飛んだのは、10月下旬に日本で開催する米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉県・習志野CC)が理由にある。日本ツアーからは、2週前の「ブリヂストンオープン」終了時点の賞金ランキング上位7人に出場権が付与される。「とても出たい大会なので、それまでに少しでも賞金を加算しておきたい」と熱がこもる。

1月の日亜ツアー「SMBCシンガポールオープン」優勝後にメンバー登録を済ませ、これが今季3試合目の出場。最新の賞金ランクでは、「全米プロ」で稼いだ約2150万円を加えて再びトップに返り咲いた。上位の座をより盤石にすべく、今後しばらくは日本中心のスケジュールを組む予定だ。

「将来は米ツアーでプレーしたい」という23歳にとって、日本は夢をかなえるための格好の舞台だという。「日本のツアーはラフが深くてグリーンも速く、アメリカのセッティングに近いと思っている。世界ランクのポイントも高いほうだし、スタンダードのレベルが高い」。より付与ポイントが高い欧州ツアーに進む道もあるが、「交通や天候に慣れていないし、欧州の選手が優利に思える」ことで優先順位を下げている。

日本で技術を高めながら、現在69位の世界ランクを上げて米ツアーの出場を増やし、成績の指標であるフェデックスポイントを稼ぐ。ツアー外メンバーから125位以上に相当するポイントを獲得してシード権を得た、2013年の松山英樹と同じルートを歩みたい考えだ。

来週の月曜日(27日)に三重県・桑名カントリー倶楽部で行われる6月「全米オープン」の予選会にもエントリー済み。高みだけを目指し、がむしゃらにハードスケジュールを突き進む。(奈良県奈良市/塚田達也)

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