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日本プロの無念を胸に 藤本佳則が「65」の好発進

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(11日)◇横浜カントリークラブ(神奈川)◇7257yd(パー71)

ショットとパットがともに冴えた。藤本佳則が1イーグル6バーディ、2ボギーでプレー。6アンダーで初日を終えた。「日本オープンは難しくてスコアが出ないイメージ」といい、「65」という数字に「このスコアはイメージしていなかった」と謙遜気味に振り返る。

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インから出て、11番で左ラフから200ydを1.5mにつけバーディを先行させると、2アンダーで前半を折り返した。同じインから出て、前半で6つ伸ばしていた1組後ろのB.ジョーンズ(オーストラリア)のスコアが目に入ると、「伸びてんなー」とレベルの高さを実感。「メジャーはやってて楽しい」と力に変えた。後半4番(パー5)では残り226ydを3Iで3mにつけるとイーグルを奪い、7番(パー3)で3m、9番で2mを沈めバーディとした。

藤本は5月の「日本プロ選手権」で最終日を2位と1打差の単独首位から出たが、谷口徹に通算6アンダーで並ばれプレーオフに突入。流れを掴んだ谷口が2ホール目でバーディを奪い振り切られた。話題が及んでも「“日本”というタイトルは欲しい。頑張りたい」と、表情を変えることはないが、その無念はしっかりと胸に刻まれている。

「身体はすごく良くなってきている。あとは気持ち次第」。口数の少ない28歳が、2013年「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」以来となるツアー3勝目を狙う。(神奈川県横浜市/柴田雄平)

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