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繰り上がり出場の伏兵 藤島征次が片山晋呉から金星

◇国内男子◇ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦~決勝戦) 3回戦(5日)◇鳩山カントリークラブ(埼玉)◇7115yd(パー72)

思わぬ伏兵がディフェンディングチャンピオンから金星を奪った。ツアー未勝利の藤島征次が、シード選手として3回戦から加わった前年覇者の片山晋呉に3&2(3ホールを残して2アップ)で勝利。「相手が晋呉さんだから気合を入れて臨んだ」という大一番を制してベスト16入りを決めた。

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今季の主戦場とする男子下部ツアーで6月に行われた「ISPS HANDA 燃える闘魂!! チャレンジカップ」を4位タイで終え、同大会の上位3人に与えられる出場権を欠場者が出たことによる繰り上がりで獲得。大会独自のランキングでは全104人中、下から3番目のポジションながら、7月に行われた1回戦でソン・ヨンハン、2回戦でホ・インヘの韓国勢を破り、3回戦から再開した今週に駒を進めた。

前週には、兄でプロゴルファーの藤島晴雄や先輩プロの貞方章男、今週キャディをつとめる所属先の社長らとマッチプレーを想定した計4回のラウンドをこなし、「試合勘を作ってもらった」と一カ月前の感覚を取り戻して現地入り。「全勝してこっちに来ることができた」と納得の調整をこなし、まずは最高の結果を引き寄せてみせた。

あすの相手は、3回戦で堀川未来夢を破ったタイのタンヤゴーン・クロンパ。「誰と当たっても強いことには変わらない。気合を入れすぎずに、(勝機を)待って、待ってという感じです」と静かに闘志を燃やす。賞金総額はツアーでも破格の2億3000万円。1勝ごとに初シードへの可能性も広がっていくだけに、「強敵ばかりだけど、(今週で)一発いければ最高」と、さらなる下剋上を狙う構えだ。(埼玉県鳩山町/塚田達也)

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2018年 ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦・決勝)



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