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“ライルの黄色いリボン” 日本ツアーでも

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 3日目(25日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡)◇7151yd(パー72)

白血病の度重なる闘病生活の末、8月8日に死去したジャロッド・ライル(オーストラリア)の話題は、PGAツアーを中心に海外のゴルフ界に広がった。メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」をはじめ、多くの試合で選手たちは追悼の意を示す、黄色いリボンをウエアにつけてプレー。日本ツアーでも同じように祈りを込めている選手がいる。

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通算5アンダーの20位タイで3日目を終えたアーロン・タウンゼント(オーストラリア)はこの日、白いキャップにリボンをつけた。今月初旬の欧州ツアー「フィジーインターナショナル」で配布されたものを、日本に持ち込んでいる。

ライルとは同じ1981年生まれ。「初めて会ったのは23歳か、24歳だった。彼は誰にでもやさしく、人気もあった。本当に素晴らしく、偉大な人間だった。みんなが彼のことを思っている」。人生の半分以上の時間を病と闘い、36歳の若さでこの世を去った友人。彼のことを、日本で、福岡でどれだけの人が知っているか分からないが、強い思いを込めて戦っている。

アマチュア時代の17歳で急性骨髄性白血病を発症したライルは、2004年にプロ転向。08年には米下部ウェブドットコムツアーで2勝を挙げた。12年に再発しながら2年後にはカムバック。昨夏の再発後は3度目の闘病生活に入っていた。黄色はライルおよび、彼を支えたチャリティ財団のトレードカラー。「WGCブリヂストン招待」、「全米プロゴルフ選手権」では日本人選手も賛同し、リボンをつけてプレーした。(福岡県糸島市/桂川洋一)

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