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2週間のオフに何をした? 49歳・「練習しないプロ」手嶋多一の場合

◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 2日目(22日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961d(パー72)

手嶋多一は今シーズンを、現役選手としては最長となる22年連続の賞金シード選手として戦っている。「練習しないプロ」として知られるベテランは今年10月に50歳。3週ぶりの試合を通算6アンダーの8位タイで折り返したが、聞けば、2週のオフは大方が予想していた通りの過ごし方で…。

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今大会前日の水曜日(20日)、雨の練習日に行ったラウンドは、今月初旬「日本ツアー選手権森ビル杯」以来のプレーだった。試合がなかったこの2週はコースには出ず、「1日30分のランニングを3日やった」…。ボールの打ち込みは? 「練習場には行ったよ。今とは違うクラブが届いたから」というが、球数は「50球」…。「(状態を)良くしたい!と思うことが大切。ひたすらイメージトレーニングをしていた」と言いつつ、「録画していたビデオを見ていた」らしい…。

「50(歳間近)になったらそれくらいで十分だよ」。確かにそういう年齢でもある。小さなケガが、ひとたび大事に至ってしまう危険性もはらんでいる。

50歳で迎える来シーズン。手嶋はレギュラーツアーとシニアツアーの往来を考えているとか。想定するライバルは、自分と同じようにレギュラーでもしのぎを削る選手たち。

今年2月に50歳になった谷口徹が今後参戦することになれば、「谷口さんの邪魔をしてやる」と意欲を燃やす。「藤田(寛之/来年6月に50歳)が出ると痛い。谷口さんだけなら相手をしようと思うけど、藤田だったら勝てるわけがない。深堀(圭一郎/今年10月に50歳)くんもひじが治れば強い」。伊澤利光はすでに5月末にシニアデビュー。近い将来、あっちのツアーも“若手たち”で、ずいぶん面白くなりそうだなあ。(福島県西郷村/桂川洋一)

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