逆転賞金王へ谷原秀人は2差4位 石川遼は14位
2016年 ゴルフ日本シリーズJTカップ
期間:12/01〜12/04 場所:東京よみうりカントリークラブ(東京)
キム、小平、稲森 最終戦で決着する「譲れない数字」
◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目(2日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)
池田勇太と谷原秀人の賞金王争いに注目が集まる最終戦だが、スタッツの数字をにらみながら、モチベーション高く今週を戦っている選手たちがいる。
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今季、2年連続の賞金王を逃したキム・キョンテ(韓国)がこだわるのは、現時点で1位につけるリカバリー率(パーオンしなかったホールをパー以上で上がる確率)だ。今大会前まで69.79%を記録し、2位の谷原(67.13%)をわずかにリード。同スタッツは参考記録の扱いではあるが、2012年、15年で1位を記録したショートゲーム巧者にとって、今季も譲れない部門の1つ。「表彰はされないけれど、ちょっと気になる」と、3度目のタイトル獲得を目指す。
サンドセーブ率(ガードバンカーから2打以下でカップに沈める確率)の数字を気にかけているのは、2日目を終えて2位タイの好位置につける小平智。「谷口(徹)さんに、いつも“ヘタ”って言われているので。今年は谷口さんよりも上に行ってやろうと気にしています」と笑う。今季の53.85%(21位)は昨季の41.84%(88位)から大きく改善。課題とするショートゲームの上達を示す数字だ。谷口の49.48%(44位)のずいぶん上に位置していることから、谷口も評価を改めざるを得ないかもしれない。
フェアウェイキープ率1位のまま最終戦を迎えた稲森佑貴も、タイトル防衛をかけた1人だ。今季71.08%はツアー最高記録(記録が残る2001年以降)をキープしており、今週2日間も78.57%と高いキープ率を継続中。「フェアウェイキープ=稲森佑貴と言われるようになりたい」と、目前に迫った記録更新へ意欲的だった。(東京都稲城市/塚田達也)
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