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23時までの猛特訓!シード危機・正岡竜二が土壇場でつかんだ好機

2016/11/24 19:52

◇国内男子◇カシオワールドオープン 初日(24日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7315yd(パー72)

賞金ランク88位と賞金シード喪失の危機にある正岡竜二が、5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。賞金上位75人(※)に付与される来季シード争いの最終戦で、2015年8月「ダンロップ・スリクソン福島オープン」以来となる首位発進を決めた。

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今季は、秋口まで出場できる第2シード(賞金上位61~75人まで)の資格で出場。選手数が絞られるシーズン終盤に入り、直近2試合は出場資格が降りてこず、シード争いの渦中でもどかしいときを過ごした。正岡はこの機に故郷の沖縄に戻り、「カシオに向けて」猛特訓を行った。「朝から夜の11時ごろまで。ラウンドを中心に、100yd未満から2打であがれる確率を上げようと」。ナイターの照明を浴びながら、一心にクラブを振り続けた。

この日は、特訓の成果が実を結んだ場面もあった。3アンダーで迎えた終盤16番。1打目を曲げて木の根元近くに止まるトラブルに見舞われたが、フェアウェイに出したあとの99ydの3打目をSWでピン右奥2mへ。これを沈めてパーを死守し、続く17番のバーディで単独首位へと抜け出した。

沖縄合宿中から長引く風邪の症状により「ショットの力みも抜けてちょうどいい。風邪に感謝」とおどけたが、「練習をして、こんなものかな、という感じで今週にきている。うまい具合に噛み合ってくれて良かった」と、満を持して迎えた中での好発進にうなずいた。(高知県芸西村/塚田達也)

(※)義務試合数に満たない7選手が対象から除外されるため、今季は賞金ランク82位まで繰り下がる

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