片岡大育、池田勇太が首位で週末へ 谷原秀人1打差追う
2016年 トップ杯東海クラシック
期間:09/29〜10/02 場所:三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)
6バーディで4位浮上 “崖っぷち”岩田寛はそれでもボヤく
◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 2日目(30日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7315yd(パー72)
米ツアーの来季出場権をかけた入れ替え戦「ウェブドットコムツアーファイナルズ」に臨んでいる岩田寛が、一時帰国中に優勝争いに加わった。2アンダーの8位タイから出ると6バーディ、1ボギーの「67」をマーク。首位と2打差の4位に浮上した。
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聞く人が聞けば怒り出すかもしれない。連日のアンダーパーで上位争いに加わっても、岩田はラウンド後「早くホテルに帰りたい」とボヤいた。不振のショットに光明は見えないまま。パッティングについても「ラッキーだった。穴があるから、きょうは入っただけ」と、なんだか、そこに真理でもありそうな言葉をつぶやいた。
スタートの1番はグリーン奥のラフからチップインバーディ。声援に手を挙げて必死に応えたが、表情は浮かないままだった。3番ではフェアウェイからの2打目でクラブを離し、周囲はミスショットを予感したが、ボールはピンそば20cmにズドン。3つ目のバーディを決めた続く4番は、2打目で右サイドのフェアウェイバンカーからピン左3mにつけた。
それでも手応えが気に入らなければ、ふさぎ込んでいくのが今の岩田だ。5番(パー3)、ティショットがピンから左に15ydほどそれると、失意のあまりティグラウンド脇で、膝を折って座り込んでしまった。だがそんな光景も、約9年間コンビを組む新岡隆三郎キャディにとっては見慣れたものなのか。岩田がプイッと向けた背中にパターをそっと置き、サッと自分の仕事に集中。一緒に回っていた川村昌弘は「その前の4ホールで、3バーディ獲ってるとは思えないですよね」と、周囲のギャラリーと同様に苦笑いしていた。
全4試合の入れ替え戦を3試合終え、今週米下部ツアーはオープンウィーク。今大会終了後に米国にとんぼ返りして、最終戦「ウェブドットコムツアー選手権」に臨む。久々の優勝争いにも岩田は「まだ2日かしかやっていないんで」と、ため息が止まらない。ハードなスケジュールを強いられても、とにかく自身の状態が上向くことだけが願いだ。(愛知県みよし市/桂川洋一)
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