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ハーフターン休憩の妙 首位浮上の池田勇太は昼寝が奏功

今季2勝目を狙う池田勇太が「66」をマークして通算9アンダーの首位タイに浮上した。前半9ホールを終えた直後に入る約45分の休憩時間を有効に活用し、バックナインで4バーディを奪ってみせた。

同大会は例年、男子ツアーのスケジュールでは秋の訪れを告げる“節目”の試合だ。150人前後が出場する春先から夏場までの試合は予選ラウンドが午前と午後に別れる一方で、日照時間が短くなる後半戦の大会は100人前後に出場枠が絞られ、全員が午前中にスタート(10月の日本オープンを除く)する。これにより、予選2日間では前後半の間に45分程度の待ち時間が生まれるのだが、そのシーズン最初の試合が三好CCでの戦いだ。

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池田はこのインターバルをうまく使った。3つスコアを伸ばして迎えた前半9番で、良い流れを寸断するボギー。クラブハウスに戻ると、ロッカールームで仮眠をとった。「ボギーの後に、ちょうど昼休みになったのはラッキーだった」

戦闘モードのスイッチを入れ直した後半は、11番をきっかけに4バーディを奪取。「もちろん(折り返し直前に)バーディを獲っていたら、休みなく続けていきたいと思うこともあるけれど、きょうはパッと気持ちを切り替えられた。それがハマったかなと思う」と話した。

4月の「パナソニックオープン」以来となる待望のシーズン2勝目へ好位置を確保。2008年2位、09年3位で終えた大会だが、いずれも惜敗の末の上位フィニッシュだった。運にも後押しされ「ショットは好調を維持できているので、パット次第」と週末がいっそう楽しみになった。(愛知県みよし市/桂川洋一)

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